西条市の玉井市長は、昨年の12月よりスタートしたが、今般初めての当初予算も組まれ助走が始まった、ホップ・ステップ・ジャンプと一定の方向性と目標をもって任期中の仕事を市民目線にプロの意識をもって取り組んでほしいものだ。
さて、4月1日よりの市役所の機構改革として、「自立した行政経営の推進と、スピード感のある市役所を目指して!!」との姿勢で、『経営戦略部』を新設、「政策秘書課」「シテイプロモーション推進課」を新設、さらに「危機管理課」も部内に包括し、「防災企画係」「組織対策係」「暮らし安全係」を包括する。
市長のトップマネージメント機能を強化し、政策秘書課は「シンクタンク」として市長特命の調査研究を行い、シテイプロモーション推進課は「選ばれる地域」となるための取り組みを総合的・戦略的に推進する・・・との取り組みだ。
地方創生の時代のうねりの中にあって、著しく変化する社会・経済情勢に加え、多様な行政課題に迅速かつ的確な対応が求められるのだが、その積極姿勢は評価したい。ただ、明日に結果が出るものではなく、土づくり・種まき・水やりと気長く、よい芽が育つ環境作りだから単片急な答えを求めるのはお互い控えよう。よき人材を内外から得てまたネットワークをめぐらせ取り組み成果を出されたい。今年の最大行事としては半年後に「えひめ国体・えひめ大会」があるのだが、このことにも成功への取り組みを望みたい。
「コンプライアンス推進係」も新設されているが、公務員の資質向上・法令順守の精神は基本として、常に襟を正す姿勢が必要だ。