コロナ感染による規制から、対策を講じながらも3年ぶりに有観客で全国高校野球大会が開催され、全国各地で予選を経て勝ち上がり、憧れ晴れの「甲子園球場」での全国大会に勝ち進み、8月22日いよいよ決勝戦その頂点に「仙台育英高校」が優勝の栄誉の輝いた。準優勝には「下関国際高校」で、両校ともにこの頂点に立つまでに並外れた毎日の努力と苦悩との戦いがあっただろうと、その頑張りの成果を心から称えたい。
私たちの時代(60年も前のことだが)は昔の根性野球が主力の取り組みで、我慢と汗の結晶が称えられたものだが、いまは如何に科学的・合理性を取り入れるかが問われている時代だ。しかしそれでも変わらないのは毎日毎日の努力の積み重ねが絶対の基本であり、苦しい厳しい課題を乗り越えてこそ喜びが得られることに、いつの時代も変わらないテーマであろう。
やはり身体の内より出てくる熱い汗こそが爽やかな結果を導く原動力である。こんな汗を流すことを避けて過ごすことに合理性を求めるような風潮が今の世の中主流となっていることに危惧を覚える。冷や汗は健康の害だ。身も心の中にもしっかりと血液を巡らせ、暑い汗を流すことに喜びが得られる苦労を乗り越える生き方を大切にしよう。
仲間と共に苦労を乗り越え勝ち得た成果に心から祝福を送り、選手や関係者の皆さんの今後の人生の大きな1歩を称え一層の活躍を期待します。