2023年5月19日アメリカ合衆国をはじめヨーロッパの自由主義体制先進諸国(唯一アジアでは日本)の首脳が、「広島サミット」に集結した。先の世界大戦終結から76年の平和な時間を打ち砕き、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が行われ、核兵器の使用もちらつかせるロシアのプーチン大統領だが、唯一の被爆地で被ばくによる悲惨な状況を目の当たりにし、核使用の抑止に結び付く大きな動機に結び付くことをぜひ期待したい。戦争をしてはいけない。核兵器の使用の愚は絶対にあってはならない。アメリカのバイデン大統領も国内事情から対面参加が危ぶまれていたが、参加された。急遽ウクライナのゼレンスキー大統領もオブザーバーすることになったようだ。この機会が世界の戦争状況に歯止めとなり、平穏な世界の戻ることの機会になることを期待するもので、ここに日本の「岸田首相」の役目が生かされればと願い「広島サミット」の成功を何より願いたい。これに水を差すようなことがあったりしてはならない。
それにしても中国が中央アジアの国を集めて西安で会議をして、対抗する勢力の結束を見せたり、G7の会議やゼレンスキー大統領の参加に暴言のようなコメントを発しているが、思い上がりも甚だしいと感じざるを得ない。どこに平和思想があるのか疑わしいと思えてならず残念だ。