世界中に蔓延した新型コロナ感染症はWHOによりパンデミックを含む規制も推奨し、防止策を講じ約3年半を経て一定の鎮静化がみられるとして規制の緩和を認め、わが国でも感染症対策基準を2類の規制から、インフルエンザ並みの扱いとする5類に5月8日から変更したところだが、長期に及んだ社会での制約規制は、人々の心の中にも蝕みを残したように思えてならない。
感染防止のために人との接触機会を避けるようにとの勧めは、結果として「引きこもり」を生み、ネット社会の普及は偏った情報の受け身ともなって、正常な判断能力を失わせたのような、事件事故の原因要素になっているようにも思えてならない。
長野県中野市での青年の猟銃発砲殺人事件も要因はそのあたりにもあるように私には思えてならない。普段からおとなしい人が新型コロナ感染症問題の影響に絡んで、経済的な落ち込みは誰かのせいに転嫁して、憂さ晴しの対象を探し求め、被害妄想を掻き立てさせたのではないだろうか?と私は想像する。内にこもるストレスは何かの形で発散を求めるだろう。それを誰かと相談し自分を見つめることができるか?一方的に誰かのせいに対象を自己本位に想像して、自分のストレスのはけ口の対象を誰かにして思い込みを深め、思いもよらない人が犠牲になることになってしまったケースと思えてならない。これも私の思い込み込みかもしれないが・・・。