愛媛県西条市の「五百亀記念館」で、10月12日から12月17日までの間、西条市出身で『千の風になって』で、2006年のNHK紅白歌合戦に初出場、大ヒットとなり、テノール歌手として活躍中の「秋川雅史」さんだが、彫刻家としての作品展を開いている。
彫刻を始めたのは2011年43歳からだそうだが、2021年第105回記念二科展に、3年の歳月をかけて制作したという力作『木彫楠公像』を出展し、彫刻部門での入賞を果たされました。まさに「彫刻家・秋川雅史」の誕生でもありました。
彼の彫刻への関心は、西条の秋祭りで運行される「だんじり」の彫刻に触発されたものだそうです。10月13日に見に行きましたが、感動モノでした。だんじりには龍が良く彫られていますが、彼の彫った龍も感動モノです。西条では近藤泰山という彫師が、仏像やだんじり彫刻で有名でした。今は石水さんも彫師として活躍中ですが、秋川さんは仏像などの立体物も彫られ、10年ほどで磨かれた腕とは思われない才能が感銘を呼び起こされる作品を作られています。
皆さん是非「彫刻師・秋川雅史」の活躍にもご期待ください。とにかく見に行ってください。必ず感動します。