2025年の参議院選挙の結果は、政権党の自民・公明の連立政権が、衆議院でも過半数割れし政策に未来への期待感を示すものがなく、物価高、米騒動・トランプ関税圧力対策など、国民の懐が豊かになる方策も示せず、守りの姿勢で終始した結果、参議院でも与党が過半数を割り込む結果となった。世界の自由社会のリーダーだったアメリカが、トランプ政権になって互譲の精神がうすれ、自国ファーストを打ち出し、自由経済諸国も身構え、自国ファーストの思想が強まり、ドイツで右経過もフランスでもイギリスでも・・右翼的思想と政策の政党が台頭し、政権のキャスチングボードをとるような状況になっているのだが、我が国においても今回の選挙で「日本ファースト」を旗印にした「参政党」「税制改革」を訴えた国民民主党が議席を大幅に増やし、大敗の責任を総理に求める内紛状態の自民党、責任もって野党連合の中心になって、総理となって政権を取ろうとの姿勢の見られない「立憲民主党」の姿勢、でまとめ役の無い多党化により、衆議院も参議院も収束がむづかしい状況となっているのだが、どこへ収れんするのだろう。結局パフオーマンスの一点張りの主張で、安定した国家戦略の無い不安定政権国家になってきたのだろう。
これも国民が選ぶ道だからだれにも言いようがないが、最後の犠牲は国民が取らざるを得なくなるのだ。・・しっかり民主主義を学びなおさねば・・・。

